ガザ地区のブラジル人帰還作戦=今週中に開始許可出る?

ブラジル空軍(FAB)は6日、ガザ地区にいるブラジル人救出のための新たな空軍機を派遣すると発表した。当初の予定では、7日午前9時頃にリオ空軍基地からエジプトに向けて離陸予定だったが、同日午後1時現在、離陸の許可待ちの状態だ。同機にはブラジル政府から人道支援として提供される保存食約11トンも積まれている。送還される人数はまだ公表されていないと7日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)が報じている。
これは連邦政府の「平和のための帰還作戦」の一環で、中東の紛争地域にいるブラジル人を救出するための第11便目だ。ガザ地区からの帰還は第2弾となる。
ブラジル外務省はガザ地区からの送還を希望するブラジル人とその近親者、第1弾で帰還したブラジル人の近親者計102名をリストアップしているという。このグループが、現在可能な唯一の出口である国境の町ラファを通って、エジプト方面へ出国するための要請書は11月に提出されており、ブラジル政府は本国帰還プロセスの開始許可を待っているところだ。イスラエルとエジプトによるリストの承認とエジプトへの越境許可は今週中に出る見込みだ。
同省によると、6日の時点で、リストに掲載された帰還希望者の内、約85人がラファに集まっているという。