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連邦議会=PT下議が敵対議員平手打ち=「大統領に非礼」と罷免請求

2023年12月23日

 労働者党(PT)は21日、同党のワシントン・クァクァー下議が平手打ちを食らわせたメシアス・ドナト下議(共和者・RP)の罷免を請求した。同日付フォーリャ紙(1)が報じている。
 事の発端は20日、連邦議会で税制改革に関する憲法修正案を正式に制定、公布した式典でのいさかいだ。現行憲法が制定された1988年からの悲願であった税制改革が成立したことで、場内には感無量との空気が漂っており、ルーラ大統領も感極まった面持ちでスピーチを行っていた。
 それに対し、ボルソナロ派の議員たちが大統領に野次を飛ばした。PT副党首も務めるクァクァー下議はそれに激昂。野次を飛ばした一人であるドナト氏を平手打ちにした。
 野党側のパウロ・ビリンスキー下議(自由党・PL)は20日の内に連邦検察庁にクァクァー下議の行為を犯罪行為として訴えている。
 だが、PTは21日、ドナト下議の罷免を請求した。PT側はその理由として、クァクァー氏の行動はドナト下議がルーラ大統領を激しく攻撃する野党側議員らの非礼な行為を録画していたクァクァー氏の撮影機材を倒し、録画を継続するのを阻止しようとしたために起きたもので、ドナト下議が最初にしかけたことで起きた混乱だったと主張している。
 アルトゥール・リラ下院議長(進歩党・PP)は、両者のいざこざが「祝福ムードに水を差した」と、強い不満を示している。


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