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デング熱=予防接種は2月から=当面は6~16歳対象

2024年1月17日

武田製薬製の予防接種ワクチン(©Rogerio Vidmantas/Prefeitura de Dourados)
武田製薬製の予防接種ワクチン(©Rogerio Vidmantas/Prefeitura de Dourados)

 【既報関連】保健省が15日、デング熱の予防接種は6~16歳を優先して行うことを決めたと同日付G1サイトなど(1)(2)が報じた。
 統一医療保健システム(SUS)でも2月からデング熱の予防接種を行うことは23年12月に決まったが、武田製薬製のデング熱ワクチン「Qdenga」供給量が520万回分(最大で600万回分)に限られている上、2度の接種が必要なため、接種可能な人数は最大300万人に限られる。
 国家予防接種計画(PNI)を統括するエデル・ガッチ氏によると、6~16歳を優先することは世界保健機関(WHO)の指針に基づいたもので、15日の会合に参加した専門家達も同意したが、供給可能なワクチンはそれでも足りないため、連邦自治体や地方自治体とも協議を重ね、デング熱罹患者の多い地域を優先する形で接種を開始する見込みだ。
 デング熱ワクチンを公的な医療機関で一斉接種するのはブラジルが初めてだが、23年12月22日付アジェンシア・ブラジル(3)によると、WHOはその時点で、全世界のデング熱患者は500万人で、ブラジルが半分以上の290万人を占めていると警告していた。
 保健省の集計では23年の感染者は160万人で死者は1094人とされているようだが、デング熱感染者は今年も既に1万人を超えており、デング熱によるとみられる死者も7人出ているという。


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