ジャグアリウナ市で初の日本祭り=3日間で6万人が来場

イベント会社「VHBイベント」が12~14日、サンパウロ州ジャグアリウナ市で初となる日本祭り「モストラ・ジャパン」を開催した。3日間で6万人が来場する盛況ぶりとなった。
同社はこれまでサンパウロ州オザスコ市やカンピーナス市、ソロカバ市などで「モストラ・ジャパン」を開催してきた。同社のロゼリ・カナンロ・金城さん(3世)は「ブラジルには日本文化が好きな人が多く、各地で日本祭りを開催するようになりました。日本文化を沢山の人に伝えていきたいです」と話した。
開会式で登壇したグスタボ・レイス市長は「日本祭りを開催できたことを光栄に思います。ぜひ来年も開催したいです」と語った。
会場には多くの日本食と韓国料理の出店が並んだ。ステージには「みつばカンピーナス」や、「琉球国太鼓カンピーナス」が出演し、来場者を喜ばせた。
会場が市の中心地だったたこともあり、「ジム帰りに気軽に立ち寄った」などという来場者も多くいた。初めて見る獅子舞に泣きだしてしまう子どもの姿もあった。
日本祭りには家族で数多く参加しているというテルミ・テルヤさん(47歳、サンパウロ市とジャグアリウナ市在住)は「ここで日本祭りが開催されてとても嬉しいです。他の日本祭りに比べてブラジル音楽が多く流れているので、あまり日本のことを知らない人でも馴染みやすいイベントになっていると思います」と話した。
VHBイベントによるモストラ・ジャパンは次回、2月23日から25日、サンパウロ州サンタ・バルバラ・ド・オエステ市で開催される予定。