サッカー五輪南米予選=ベネズエラとの死闘制す=五輪行きの可否は11日に
8日、サッカーの五輪南米予選の決勝ラウンドの第2戦が行われ、ブラジル代表が苦しみながらもベネズエラを2―1で下し、パリ五輪出場に望みをつないだ。同日付テラサイト(1)(2)などが報じている。
決勝ラウンド初戦の対パラグアイ戦を落としたセレソンは、前半、ベネズエラのラフプレーに苦しみ、0―0で折り返した。
試合が動いたのは後半だ。まず5分、セレソンはケルシーのシュートがキーパー、ミカエルの股間を抜け、先制を許したかと思われたが、ディフェンダーのアルトゥール・シャヴェスがゴールを割る直前に止め、ピンチを脱した。
その6分後、セレソンは、エースのエンドリックが相手側のゴールラインを割りそうなところからペナルティラインに引き戻したボールをマウリシオがシュート。これが決まり、1点を先制した。
だが、ベネズエラも21分にボリヴァルのシュートで同点に。27分にもラカヴァのゴールが決まり、逆転かと思われたが、VAR判定でオフサイドとなり、セレソンが命拾いした。
一方、セレソンは終了間際の43分、ディフェンダーとの競り合いに勝ったビロがエンドリックの中盤からのスルーパスに追いついて放ったシュートが、相手キーパーの左側を抜けて2点目。
試合はセレソンが逃げ切って、2―1で勝利した。
CNNブラジルによると、パリ五輪への進出の可否は、ブラジリア時間11日20時からの最終戦で決まる。セレソンがアルゼンチンに勝てばそのまま進出決定。引き分けの場合は、同じ時間に行われるパラグアイ対ベネズエラ戦でパラグアイが勝利か引き分けなら進出決定。ただ、そこでベネズエラが勝てば脱落。また、アルゼンチン戦で敗れても五輪行きの夢は絶たれる。