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購入家屋の庭から6万レアル=汚職疑惑の元保健局長らの金?

2024年2月20日

現金入りのアイスクリームの容器と、それが入っていた黒い袋を見せるライムンド氏(18日付G1サイトの記事の一部)
現金入りのアイスクリームの容器と、それが入っていた黒い袋を見せるライムンド氏(18日付G1サイトの記事の一部)

 ブラジル北東部トカンチンスで、定年退職後に家を購入した男性が庭に埋められていた約6万レアルを警察に届け出、話題となっている。
 18日付G1サイト(1)によると、元公務員のライムンド・ソアレス・ソブリニョ氏は17日、昨年8月末に娘のために購入した家の庭を清掃中に植物の下からのぞいていた黒いプラスチックを取ろうとしたところ、プラスチックが破れたが、何かが地中に埋まっているのを感じ、植物の下を探ってみたところ、アイスクリームの容器が見つかったという。
 ライムンド氏は容器の蓋を開けたが、多額の現金が入っているのに驚き、中身には手を付けずに震える手で元の場所に戻し、警察(市警)に連絡した。通報を受けた警察が駆け付け、容器を持ち帰って数えたところ、5万9900レアルが入っていた。
 17日付G1サイト(2)によると、インターネットで購入した家は、同州の公立病院のために注射器400万本を不正購入した疑いで連邦警察の捜査を受け、23年8月に州保健局長を辞任したアフォンソ・ピヴァ元州保健局長の母親のイネス・ピヴァ・デ・サンタナ氏のものだった。同件ではイネス氏も捜査対象となっていた。
 州保安局は同日中に同件の担当は市警から連警に移ると発表しており、17日午後には連警が現場検証などを行った。この時は現金は見つからなかったが、封筒その他、埋められていた現金や以前の所有者に関係のありそうなものが複数押収されたという。
 連警のハイデル・エドゥアルド・マルチンス・ペレイラ警部によると、現金は連警が捜査中の案件の一つと関係がある可能性があると発言したが、どの案件かは語らなかった。
 他方、容器の中を覗き見て、多額の現金が入っていることに気づいたライムンド氏は、現金には手を付けずに警察に通報したことについて訊かれ、自分のものではないから、神の導きを求めた上で、警察に通報したと発言。また、相談を受けて家の履歴を調べた弁護士は、警察からの情報もあり、警察が捜査中の人物と関係がある金である可能性が分かったと語っている。


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