イースター商戦=今年の売上は4・5%増=総額34・4億レと予想
全国財・サービス・観光・商業連合(CNC)が13日、今年のイースター(パスコア)商戦は昨年同期比で4・5%増の34・4億レアルの売上との見通しを発表したと同日付アジェンシア・ブラジル(1)が報じた。
イースターは年間で6番目に売上が多い時期で、見通し通りなら、4年連続の売上増となる。同商戦での売上増は2016年から起きていたが、2020年は新型コロナのパンデミックで経済活動が落ち込み、同商戦の売上も落ちた。
州毎の売上予想はサンパウロ州9億4808万レ、ミナス州3億5357万レ、リオ州2億4319万レ、リオ・グランデ・ド・スル州1億9418万レと続き、これら4州が51%を占める見込みだ。ただし、昨年同期比での伸び率ではサンタカタリーナ州の7・4%とミナス州の7・2%が目立つ。
CNCでは、今年の売上増はこの時期に需要が増す商品の輸入量増が牽引すると見ている。代表例はチョコレートで、昨年同期比で21・4%増の3350トンに及ぶ見込みだ。また、タラは1997年の統計開始以来最大の61・9%増で、7120トンに達する見込みだ。
イースターに欠かせない商品やサービスの価格は、1年間のインフレ率の4・5%以上の5・2%増となる見込み。唯一値下がりが期待されているのはタラの3・2%で、オリーブ油は45・7%高くなる見込みだ。それでも、現在の為替は昨年同期比で4・3%減の1ドル=5レアルで、輸入品の値上がりがかなり抑えられているという。