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リオ州=女性弁護士が3カ月行方不明=職員の裏切りによる誘拐か

2024年5月24日

アニッキさん(Ⅹ)
アニッキさん(Ⅹ)

 リオ州で女性弁護士が誘拐され、3カ月近く経過した現在も未だに行方が分からない状態が続き、注目されている。23日付G1サイト(1)などが報じている。
 アニッキ・デ・アルメイダ・ペイショット・エルディさん(54)は、2月29日にリオ州山間部のペトロポリス市で誘拐された。アニッキさんはショッピングセンターに出かけ、午前11時34分に立ち去ったのが監視カメラの映像として残っているが、それ以降、姿を消している。
 犯人グループはその後、アニッキさんの夫のベンジャミンさん(78)に身代金を求めた。企業家で、リオ州内の大学を経営する一族の相続者でもあるベンジャミンさんは、要求に応えて460万レアルの身代金を支払ったが、アニッキさんはまだ、行方が分からないままだ。
 アニッキさんの息子たちは支払いの2日後、アニッキさんの携帯電話から、「外国にいる」と知らせるメッセージを受け取っていた。
 その後、行方不明になった現場に車があったことから、警察はロウリバル・コレア・ネット・ファジガ容疑者を逮捕した。同容疑者はアニッキさん夫妻が経営している企業の職員で、二人が信頼を寄せていた人物だという。また、同容疑者を手伝ったとして、同容疑者の息子夫婦と愛人も逮捕されたが、彼らは犯行を否定している。
 22日時点の最新報道(2)によると、リオ州検察局は、アニッキさんとロウリバル容疑者が恋愛関係にあった痕跡があるとみなし始めたという。警察はアニッキさんは既に殺害されているとの推論も立てている。


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