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リオ州=選挙地裁が罷免審理再開=カストロ知事ら権力乱用で

2024年5月24日

クラウジオ・カストロ・リオ州知事(Foto: Joédson Alves/Agência Brasil)
クラウジオ・カストロ・リオ州知事(Foto: Joédson Alves/Agência Brasil)

 クラウジオ・カストロ・リオ州知事らの罷免請求の審理が選挙地域裁(TRE)で23日に再開され、任期中に失脚する7人目のリオ州知事となる可能性があると、同日付G1サイト(1)が報じた。午後5時時点で罷免賛成2票対反対2票となっている。
 カストロ氏は2022年の統一選挙中の政治的及び経済的権力の乱用で捜査されており、これに関連してリオ州の公共サービス機関である州統計・調査・公務員研修センター(Ceperj)とリオ州大学(Uerj)での不正行為が指摘されている。
 報告官のペテルソン・シモン判事は17日、CeperjとUerjでの不正疑惑により、カストロ知事、 チアゴ・パンポーリャ副知事、リオ州議会のロドリゴ・バセラル議長の罷免に賛成票を投じた。その後、マルセロ・グラナード判事が票の見直し(投票延期)を要請したため、審理が中断していた。
 報告者は投票の中で、公的資金の横流しは「選挙的性格」を持っており、「このような状況は候補者の機会均等を崩壊させ、有権者の自由な選択に正常な範囲を超える影響を及ぼしている」とコメントした。同氏によれば、知事らの不正行為は知事、州議選における不平等を引き起こしたという。
 23日の審議再開は、TREのエンリケ・カルロス・デ・アンドラーデ・フィゲイラ長官が決めたもので、起訴状の全容を見直すために投票延期を求めたマルセロ・グラナド判事が最初に投票する。
 それに次いで、残る5人の選挙裁判官が投票を行うが、各人は票を投じる前に票の見直し(投票延期)を求めることができる。投票延期が要請された場合、フィゲイラ長官は各要請に対して最大10日間の延期を認めることができる。
 だが、23日はすべての判事の投票が行われ、裁判長が判決を言い渡すと予想されている。もし6人目までの投票が同数であれば、フィゲイラ長官の票が裁判の結果を決めることになる。
 裁判の結果にかかわらず、被告人らは選挙高裁(TSE)に上訴することができる。選挙司法の最高機関による決定が下されるまでは、被告人がその地位を失うことはない。


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