アマパー州=ワイアンピ下議を罷免に=選挙資金で美容整形疑惑で

20日、アマパー州選挙地域裁は、選挙資金を整形手術に当てたことを違反とみなし、先住民下議として有名だったシルヴィア・ワイアンピ氏を選挙法違反で罷免する判断を下した。同日付G1サイト(1)が報じている。
この裁判は、2022年の下議選において、ワイアンピ氏が選挙資金から9千レアルを使って美容整形手術を受けたと訴えられたのを受けたものだ。訴えたのはキャンペーン・マネージャーだったマイテ・マストプ氏で、同氏によると、ワイアンピ氏は選挙資金が降りた8月29日にアマパー州の州都マカパーで整形手術を受けたとのことだった。
ワイアンピ氏はグローボ局の2000年のドラマ「ウガ・ウガ」に先住民女性の役で出演して有名になり、その後、いくつかのドラマに先住民役として出演していた。
その後、2011年に先住民女性として初めての軍人となり、2018年から2022年にかけては保健省先住民保健局長も務めていた。
ワイアンピ氏は熱心なボルソナロ前大統領支持者としても知られており、2023年1月8日の三権中枢施設襲撃事件への関与を疑われ、捜査対象にもなっていた。
ワイアンピ氏は選挙高裁に上告する意向を示している。