パリ五輪=ブラジル代表の旗手決まる=イザキアスとラケルが務める

26日に開幕するパリ五輪の開会式で、カヌーのイザキアス・ケイロス、女子ラグビーのラケル・コハンが旗手を務めることが決まった。22日付UOLサイト(1)が報じている。
今回の五輪でブラジル選手団を先導する旗手は、男女それぞれの注目選手となった。イザキアスは2016年のリオ五輪で銀2個、銅1個の計3個のメダルを獲得して一躍注目され、2021年の東京大会では念願の金メダルを獲得した。今回の大会でも彼はメダルの最有力候補の一人に数えられているが、仮に2個以上のメダルの獲得に成功すると、ブラジル選手としては史上最多のメダル獲得数となる。
一方のラケルもリオ、東京に続いて3大会連続での出場となるが、今大会ではそれ以上に、「ガンを克服した選手」として、注目が集まっている。彼女は東京大会の前に胸部に腫瘍を発見。それを気にせずに五輪に出場していたが、五輪後に悪性であることが発覚。手術、治療を行い、克服して代表復帰し、五輪をつかんだ。