レシフェ＝聖堂の屋根が突如崩壊＝少なくとも2人が死亡

　30日、ペルナンブッコ州レシフェで、聖堂の屋根が崩壊し、少なくとも2人が死亡した。同日付フォーリャ紙など（1）が報じている。
　事故が発生したのはレシフェ北部にあるノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン大聖堂で、13時半過ぎに屋根が崩壊した。
　事故が起きた時間帯は、午後の集会の最中で、60～70人が集まっていたという。プリシラ・クラウゼ副知事は事故直後、少なくとも17人が救出され、男性2人が死亡と報告していたが、17時現在の報道では、亡くなったのは54歳の男性と68歳の女性で、妊婦や子供を含め、少なくとも24人が重軽傷を負ったとされている。
　ノッサ・セニョーラ・ダ・コンセイソン大聖堂は同市でも由緒ある聖堂で、12月8日に行われるクリスマス前の定例のミサには数千人規模の信者が集まる。
　事故の原因はまだ調査中だが、同市のジョアン・カンポス市長（ブラジル社会党・PSB）は、哀悼の意を表明すると共に、3日間の服喪を宣言した。
　ラケル・リラ・ペルナンブッコ州知事（社会民主党・PSDB）も声明を発表し、「我々の信仰の場所として知られる聖堂でこのような惨事が起きたことは残念だ」と語っている。また、ルーラ大統領も、死傷者が出たことを嘆くと共に、犠牲者やその家族、友人たち、並びにレシフェ市への連帯の意を表明した。