ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(4)
南樹のこだわり

ところで、南樹が筆者の最初の取材の折、強調したかったのは、叙勲のデタラメさもさることながら、それ以上に「水野、上塚、平野に関する通説の間違い」であったと思われる。筆者が「咀嚼できなかった」部分である。
あの時、南樹はどう間違っている、と言いたかったのだろうか?
実は彼は、受勲辞退の前後に、二卷の著書を再版している。
戦前に彼が著し...
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