カフェの輸出で月間記録=10月は490万袋余り

コーヒー輸出業者審議会(Cecafe)が11日、10月のカフェの輸出量は物流上の問題にも関わらず、490万袋(60キロ入り)余りに上り、月間記録を更新したと発表したと同日付G1サイト(1)が報じた。
Cecafeによると、10月の輸出量は492・6万袋で、昨年同月比で11・6%増にあたる上、これまでの月間記録だった2020年11月の477万袋を上回る月間の新記録となった。
また、1袋の平均価格は282・80米ドル、月間輸出額は13・93億米ドルで、双方で単月の記録を更新した。また、昨年同月比での輸出額は62・6%増となっている。
また、2024/25農年の最初の4カ月(7~10月)の輸出量は1707・5万袋、輸出額は45・29億米ドルで、輸出量は前農年同期比で17・9%増、額でも同58・1%増を記録した。
24年に入ってからの輸出先はドイツが筆頭で、1~10月の輸出量全体の23・9%にあたる664万袋を輸出。この量は昨年同期比で77%増にあたる。
米国には昨年同期比で30・9%増、全体の23・4%にあたる652・2万袋を輸出した。輸出量3位は361・8万袋(116・2%増)だったベルギーで、4位のイタリアへは34%増の333万袋を輸出。5位の日本へは1・6%減の184万袋に止まった。
輸出量最多はアラビカ種で、10カ月間で3020・2万袋(全体の72・9%)に達した。この数字は昨年同期比で24・3%増だ。
高品質または持続可能な栽培実践の証明書付カフェは1~10月に740・2万袋輸出された。この量は全体の17・9%で、昨年同期比では42・8%増えている。