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カルフール=メルコスルの肉の輸入停止=フランス限定と修正発言

2024年11月22日

メルコスルの肉の輸入停止はフランス限定と報じる21日付G1サイトの記事の一部
メルコスルの肉の輸入停止はフランス限定と報じる21日付G1サイトの記事の一部

 世界的な小売大手のカルフールを統括するポン・デ・アスーカル・グループ最高経営責任者(CEO)のアレクサンドル・ボンパール氏が20日、メルコスルからの肉の輸入を停止すると発表した件で、カルフール側が輸入停止はフランス限定で、ブラジルやアルゼンチンも含む他の国々では、フランチャイズの店舗も含め、これまで通りの形で肉の流通を行う意向を表明したと21日付G1サイト(1)(2)が報じた。 フランスがメルコスルと欧州連合(EU)の間の自由貿易協定に反対する姿勢を示しているのは周知の事実で、20日の発表も同国内の動きを受けたものであることは明らかだ。ただ、ボンパール氏は20日の時点で、どこの国が輸入停止措置を行うのかなどの詳細は発表しておらず、懸念が広がっていた。
 カルフールは、メルコスル製品の品質には一度も言及しておらず、「危機的状況に直面したフランスの農業部門からの要求に過ぎない」ことも明らかにした。
 他方、ボンパール氏が「メルコスルが我々に提供する肉の価格や量がどのようなものであっても」同グループはこの措置を適用する用意があるとしていたことに関する、メルコスルやブラジルからの肉の売買価格にには言及していない。
 ブラジル農務省は20日、フランスの行動は保護主義によるものとし、ボンパール氏の発言を拒否すると宣言。ブラジルの農業の品質と法規制、農業慣行の取り組みは国際的なガイドラインに沿い、適正なものとした上で、ブラジルはEUの厳格な基準を満たしており、EUは保健当局を通じてブラジル産の肉を購入し、品質も認証しているとも強調した。


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