サンパウロ州=州道プロジェクトに約22億レ=エコ・ロドヴィアスが落札

28日、サンパウロ州政府主導による、三つの州道に関わる「ノーヴァ・ラポーゾ・プロジェクト」の入札が行われ、エコ・ロドヴィアス社が21億9千万レアルで落札した。同日付UOLサイト(1)が報じている。
ノーヴァ・ラポーゾは、280号、270号、29号の三つの州道に関わるプロジェクトで、アラサリグアマ、バルエリ、コチア、イタペヴィ、ジャンジーラ、オザスコ、サンタナ・デ・パラナイーバ、サンパウロ市、イタペセリカ・ダ・セーラ、エンブー・ダス・アルテスの10市にまたがる道路網の管理・運営の責任を担うことになる。
サンパウロ市の証券取引所(B3)で行われた開札では、EPRグループが11億7千万レアル、CCR社が10億4千万レアル、ヴィア・アッピアが4億4748万レアルの値をつけていたが、最後に読み上げられたエコ・ロドヴィアスが21億9千万レアルで落札した。
エコ・ロドヴィアスのマルセロ・ギドッチCEOは、他社の約2倍の額で落札したことに関して訊かれ、「私たちからすれば妥当な額だった」と語り、落札を喜んでいる。
タルシジオ・デ・フレイタス聖州知事は今回の入札後、州政府が残せる最大の遺産は「サンパウロ州を正しい方向に導くこと」で、州政府は「やるべきことをやっている」と満足感を示した。また、「来年はCPTMの11〜13号線の入札を行いたい」とも語った。
28日の入札は、「12もの料金所は不要。公共交通には質が必要」と主張する抗議活動の中で行われ、20人を超える警官が派遣され、部外者の侵入阻止や警備にあたった。