市警警部含む7人を逮捕=PCC告発者殺害事件で

連邦警察は17日、犯罪集団の州都第一コマンド(PCC)に関する犯罪で司法取引を行っていたヴィニシウス・グリッツバック氏殺害事件に関して、8人に逮捕命令を出し、7人を逮捕した。その中には市警警部や市警も複数含まれていた。同日付G1サイト(1)が報じている。
連警が州検察局傘下で組織犯罪対策特別班(Gaeco)所属の検察官らと共に行った合同捜査では、逮捕令状8件と家宅捜査令状13件が出た。捜査が行われたのは聖市、ブラガンサ・パウリスタ、イガラタ、ウバツーバの各市だ。
11月8日にサンパウロ州グアルーリョス空港で起きたグリッツバック氏の殺害事件に関与したと見られる容疑者8人の内、既に逮捕されたのは7人だ。
逮捕者の1人で市警警部のファビオ・バエナ容疑者は、グリッツバック氏が生前、恐喝を受けたと訴えていた。同容疑者は、グリッツバック氏がPCCの構成員2人の殺害を命令した疑惑に関する捜査の担当者だった。
その他の逮捕者は、市警のエドゥアルド・モンテイロ、マルセロ・ルジェリ、マルセロ・マルケス・デ・ソウザの3人と、市警以外の容疑者3人だ。逮捕令状が出たがまだ逮捕されておらず、逃亡中と見なされたロジェリオ・デ・アルメイダ・フェリシオ容疑者も市警だ。
市警の1人の家からは現金(62万レアル、1千米ドル、1500ユ―ロ)も見つかっている。
各容疑者らは、組織犯罪、贈収賄、資産隠蔽などの罪に問われる見込みだ。