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サンパウロ市カーニバル=SPグループのパレード開催=モシダーデの3連覇なるか?

2025年2月28日

昨年優勝のモシダーデのパレード(Paulo Pinto/Agencia Brasil)
昨年優勝のモシダーデのパレード(Paulo Pinto/Agencia Brasil)

 28日より、サンパウロ市アニェンビのサンボードロモで、スペシャル・グループのエスコーラ・デ・サンバのデスフィーレ(パレード)が2夜にわたって行われる。その見どころを紹介する。 初日の目玉は、ドラゴンエス・ダ・レアル、マンシャ・ヴェルデ、アカデミコス・ド・タトゥアペーだ。
 サッカークラブ、サンパウロFCのエスコーラとして知られるドラゴンエスは昨年、2位に入る躍進を見せた。ドラゴンエスの今年のエンレド(テーマ)はボサノバ歌手トッキーニョの曲「アクアレラ」に着想を得たもので、悲願の初優勝を目指す。出番は3月1日の1時10分から。
 パルメイラスのエスコーラで昨年5位のマンシャ・ヴェルデのエンレドは、同名のドキュメンタリー作品に着想を得た「バイア、信仰から俗世間へ」。バイア州の人々の信仰について語り、2016年以来の優勝を目指す。出番は2時15分から。
 昨年3位のアカデミコス・ド・タトゥアペーの今年のエンレドは、「正義〜あるところでの不正は全てのところで正義への脅威となる」と題したかなり政治的な内容で、2連覇した2017、18年以来の優勝を狙う。出番は3時20分からとなる。
 2日目となる3月1日夜〜2日未明の注目エスコーラは、モシダーデ・アレグレ、ガヴィオンエス・ダ・フィエル、ヴァイ・ヴァイだ。
 パンデミックが明けた後、2022年が準優勝、23、24年は2連覇と圧倒的な強さを見せるモシダーデのエンレドは「マンディンガと共に行かないものはパトゥア(お守り)を持たない」。アフリカの民族マンディンガにまつわる伝説に関するものとなる。出番は2日0時40分から。
 コリンチャンスのエスコーラで昨年は4位のガヴィオンエスは、初のアフロ作品として、アフリカの仮面を辿る旅「イリン・アジョー・エミ・オジセー」に挑む。この演目で2007年以来となる優勝を目指す同チームの出番は2日1時45分から。
 史上最多15回の優勝を誇りながら、2020、23年と2度の2部落ちを経験するなど、振るわないヴァイ・ヴァイは、1960年代に活躍した前衛芸術家ゼー・セルゾをテーマに伝統エスコーラ復活をかける。出番はスペシャルグループのデスフィーレの最後を飾る2日5時からとなる。(1)(2)


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