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オスカー受賞効果=主役夫妻のリオの家が博物館に=サンパウロ州高速道もヒロイン名に改名

2025年3月7日

映画のモデルとなったパイヴァ夫妻(Reproducao)
映画のモデルとなったパイヴァ夫妻(Reproducao)

 【既報関連】2日にブラジルに初のアカデミー賞をもたらした映画「アイム・スティル・ヒア(原題:アインダ・エストウ・アキ)」に関し、連邦政府や自治体レベルで様々な動きが起きている。
 ルーラ大統領は4~5日にヴァルテル・サレス監督に電話をかけた。4日はジャンジャ夫人と共に賛辞を伝え、「あなたはブラジル国民とブラジル映画の魂を浄化し、非常に重要な方法でルーベンス・パイヴァ氏の物語を世に知らしめた」と絶賛した。
 ルーラ氏はさらに、「まだ話し足りない」とし、「アイム・スティル・ヒア」のスタッフを大統領府に招待した。文化省によると、この集まりは同省が主催するが、具体的な日時などは決まっていないという。(1)
 一方、リオのエドゥアルド・パエス市長は4日、映画の舞台となったルーベンス・パイヴァ元下議の家を市が買い取り、リオ映画協会の本部、並びに映画博物館にする意向を表明した。「あの家はルーベンス、エウニセのパイヴァ夫妻の家であるだけでなく、民主主義のための場所であり、エウニセ氏に命を注ぎ込んだフェルナンダ・トーレス、フェルナンダ・モンテネグロの2人に捧げられるべきところだ」と同市長は語っている。(2)
 また、サンパウロ州議会では、軍事政権時代の最初の大統領の名前がついたカステロ・ブランコ高速道をエウニセ・パイヴァ高速道に改める法案が提出された。ギリェルメ・コルテス州議(社会主義自由党・PSOL)は、元大統領を「抑圧と暴力を始めた人物」と定義した上で、暴力被害に遭いながらも、夫の行方、遺体の場所などを巡り、真実を求め続けたサンパウロ州生まれのエウニセ氏の名前こそが相応しいと主張している。
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