サンパウロ州=リオ発のバスが渓谷に落下=少年1人死亡、25人負傷

6日未明、リオ市発サンパウロ市行きのバスがヅットラ街道で渓谷に転落。1人が死亡、25人が重軽傷を負った。同日付UOLサイト(1)が報じている。
事故が起こったのは6日午前3時30分頃、サンパウロ州ピンダモニャンガバのヅットラ街道98キロ地点でのことだった。リオ市を出た「ヴィアソン1001」社のバスは7メートル下の渓谷に落下した。
連邦道路警察によると、このバスは高速道の路肩を走っていたが、縁石に乗り上げてバランスを崩し、がけ下に転落したと見られている。また、同警察によると、他の車両はこの事故に関与していないという。
このバスには45人が乗っており、13歳のレヴィ・ガブリエル・カルドーゾ・ド・ナシメント君は、救急病院に運ばれたが死亡した。その他の乗客25人も重軽傷を負い、7人がタウバテー、18人がピンダモニャンガバの病院に運ばれた。この内、20歳の女性はかなり危険な状態にあるという。また、無傷だった人も19人いた。
亡くなったレヴィ君は大サンパウロ市圏サンベルナルド・ド・カンポ在住で、父親でトラック運転手のダニエルさんと共にリオ市に住む父方の祖父母の家でカーニバルを楽しんだ後、帰宅するところだった。
「夜の旅は眠るのが難しく、事故の時も起きていた。車体が右に傾き、がけ下に落ちたが、運転手はハンドブレーキをひいて車体を停め、乗客を安全に降ろすべきだったのに、車体をバックさせようとしたためにバスが横転し、わずか13歳の息子の命を奪った」とダニエルさんは憤りを表している。(2)
事故の原因はピンダモニャンガバの警察が調査している。