最高裁=議員割当金での不正疑惑=PL下議らの起訴状受理

最高裁第1小法廷で行われていた議員割当金を巡る不正疑惑に関する起訴状受理に関する審理で受理賛同が過半数となり、自由党(PL)所属の下議2人と補欠の議員1人が被告となったと9日付アジェンシア・ブラジルなど(1)(2)(3)(4)が報じた。
連邦検察庁特捜局(PGR)からの起訴状の受理はビデオ形式で審理され、9日までに報告官のクリスチアノ・ザニン判事、アレッシャンドレ・デ・モラエス判事、カルメン・ルシア判事が賛成票を投じた。これにより、フラヴィオ・ジノ判事とルイス・フックス判事の票を待たずに、3人が被告となることが決まった。
起訴されたのは、マラニョン州選出議員のジョジマル・マラニョンジーニョ下議とパストール・ジル下議、セアラ州選出の補欠議員のボスコ・コスタ氏だ。
検察によると、3人は2020年1~8月に、マラニョン州サンジョゼ・デ・リバマルに対する議員割当金660万レアルを開放するために160万レの不当な利益(賄賂)を要求したという。
起訴状受理の判断には、被告人に対する十分に根拠のある疑惑と事実の重要性の証明があれば十分で、起訴状を受理したことで有罪が決まる訳ではないと報告官は述べている。
なお、被告となった3人の弁護士達は異口同音に、根拠がないまたは根拠が薄く、証拠が不十分、仮説と推測に基づいた訴状で捜査中に得られた証拠は違法などと主張している。