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南米サッカー連盟=「チーターのいないターザン」=ブラジルへの侮辱発言が問題に

2025年3月20日

ドミンゲス会長(Reproducao)
ドミンゲス会長(Reproducao)

 南米サッカー連盟(Conmebol)の会長が行ったブラジル人への差別的発言に対し、連邦政府の3省が18日に一斉に抗議を行った。同日付G1サイト(1)が報じている。
 問題とされたのは、17日にパラグアイで行われたリベルタドーレス杯の抽選会でConmebolのアレハンドロ・ドミンゲス会長が、ブラジルからのチームの代表団が欠席したことに対し、「伯国が参加しないセレモニーはチーターのいないターザンのようだ」と発言。これが不適切とされた。
 事の発端は、6日にパラグアイで行われていたU20(20歳以下)のリベルタドーレス杯の試合で、パルメイラスの18歳の選手ルイジが同国のチーム、セーロ・ポルテーニョの応援団から人種差別的なヤジを飛ばされたことにあった。パルメイラスの会長レイラ・ピニェイロ氏はセーロ・ポルテーニョのトーナメントからの除外を要求。これが聞き入れられなかったことで、ブラジル・サッカー連盟(CBF)のエジナルド・ロドリゲス会長がブラジルの関係者の抽選会出席をボイコットさせていた。
 Conmebol会長の発言はさらなる事態の悪化を招き、サッカー界だけでなく政界をも巻き込んだ。ブラジル連邦政府のスポーツ省、外務省、人種平等省は18日に声明を発表し、ドミンゲス会長の発言は「最悪な例え」で「受け入れがたい」と批判した。(2)
 また、18日に行われたW杯南米予選の記者会見の席でも、会見に応じたブルーノ・ギマリャンエスがドミンゲス会長の発言を批判している。


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