ヒースロー空港=閉鎖がブラジルの航空にも影響=火災発生で復旧のめど見えず

現地時間の21日、欧州最大規模のロンドンのヒースロー空港が閉鎖となり、伯国にも相次ぐ影響が出る騒ぎとなった。同日付G1サイト(1)などが報じている。
事の発端はヒースロー空港の電力供給ステーションの一つで発生した火災で、電力がダウンした。
これにより、この日の同空港は約1350便がキャンセルとなった。当初は翌22日に再開とされたが、「回復に数日を要する可能性がある」との見方が出ている。
ヒースロー空港は欧州最大、世界で4番目に大きな空港で、全世界230の空港を結んでいる。
この影響はブラジルにも及んだ。火災が明らかになる前に大サンパウロ市圏グアルーリョス国際空港を発っていたラタン航空のLA8084便は現地時間の14時20分にスペインのマドリッドに緊急直陸。22日以降に便を振り替えてロンドンに向かうことになった。
出発前でキャンセルとなった同航空のLA8085便は、23日に振り替え便が飛ぶ見込みだ。
また、21日にヒースローを発ち、グアルーリョスに向かう予定だったブリティッシュ・エアウェイズのBA0247便は飛行延期が発表されたが、いつ出発するかの目途は立っていない。