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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(130)

2025年3月22日

 「米国は、交渉を続けていれば、開戦時期を望み通り設定できるというメリットもあった。日本側に望みを持たせながら、戦争準備のための時間を稼いだ。最後にハル・ノートをつきつけ、最初の一発を日本側に撃たせることに成功した」
 「ハル・ノートが開戦を意図したものであったことは、ノートを渡した翌十一月二十七日、ワシントンの参謀本部がフィリッピンのアメリカ極東軍の司令官マッカーサーに『開戦近し、警戒せよ』と打電していることからも明らかである」
 「四月からずっとやってきた日米交渉というのは、米にとって開戦の準備のための、時間稼ぎ以外の何ものでもなかった」
 「ハル・ノート...

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