W杯南米予選=アルゼンチンに記録的惨敗=メッシいない中でも4失点

25日夜、ブエノスアイレスで行われたサッカーW杯南米予選で、伯国代表(セレソン)はアルゼンチンに、1対4という記録的惨敗を喫した。同日付オ・グローボ(1)が報じている。
ゲームは試合開始早々から、アルゼンチンのペースとなった。前半3分、アルゼンチンのパスが易々とセレソンのペナリティエリアまでつながり、センターフォワードのフリアン・アルヴァレスが先制点を決めた。
アルゼンチンは12分にも攻め上がり、ゴール前でムリロがクリア・ミスをしたのに乗じて、エンソ・フェルナンデスが押し込んで2点目を決めた。
セレソンは26分に相手ディフェンダー、ロメロのボールキープのミスにつけこんだマテウス・クーニャがボールを奪ってゴールを決め、1点差とした。
だが、アルゼンチンは37分、ゴール前でボールを待ってキャッチしようとしたキーパー、ベントの前にマカリスターが走り込んでボレーシュート。これが決まり、3対1となった。
ここで優位に立ったアルゼンチンは、数日前のインタビューで「アルゼンチンなんて楽勝だ」と発言したラフィーニャを挑発し、一触即発の空気が生まれた。
後半は膠着するも26分、シメオネが角度のないところからゴール左隅に決めるミドルシュートで追加点。セレソンはシュートを3本しか打てず、1対4で惨敗した。
セレソンがアルゼンチンに3点差以上で負けたのは61年ぶりで、W杯南米予選では初めての4失点も喫した。この日のアルゼンチンは、メッシ、ラウタロの2人のストライカーを欠く、若手中心の布陣だった。