ミナス州=フアジBH市長が死去=肺炎で入院中に心停止

26日、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ(BH)市のフアジ・ノマン市長(社会民主党・PSD)が心停止を起こして死去した。77歳だった。同日付G1サイト(1)が報じている。
フアジ氏は昨年、非ホジキンソン病系のリンパ腫で化学療法を受けたが、その後は免疫力が低下。1月3日からは肺炎でBH市南部のマテル・デイ病院の集中治療室(UTI)に入院していた。
フアジ氏は25日夜、心停止を起こしたため、蘇生処置を受け、一命を取り留めたが、血が肺をはじめとした他の臓器に行き渡らなくなる心原性ショックに陥り、血管拡張を促す血管作動薬と心臓の収縮力に作用する強心剤が大量に投与されたが、26日朝、息を引き取った。
フアジ氏は1947年生まれ。中央銀行で勤務した後、2003年にミナス・ジェライス州の農業局長に就任したことを機に政界入り。2007年には同州運輸局長も務めた。(2)
2017年にアレッシャンドレ・カリルBH市長(PSD)の下で農務局長を務め、20年の同市市長選にはカリル氏の副候補として当選。カリル氏がミナス・ジェライス州知事選に出馬したことで22年に市長となり、24年の市長選で再選を果たした。
次期市長には副市長のアルヴァロ・ダミアン氏(ウニオン)が昇格する。
通夜は一般公開され、27日13~16時に同市市役所で行われる。遺体はその後、消防車両でボン・フィン墓地に運ばれ、埋葬される。(3)