アプリ配達員=待遇改善を求めてデモ=全国の州都で街が混乱

3月31日に全国の州都でアプリの運転手たちによるデモが行われ、サンパウロ市やリオ市などでも混乱が生じた。同日付フォーリャ紙など(1)(2)が報じている。
アプリの配達員たちは3月31日と4月1日に全国的にデモを行うと決めた。デモの目的は、労働環境の改善と賃金の引き上げだ。
サンパウ市ではまず、拠点となった市中央部パカエンブー地区のシャルレス・ミレール公園に配達員たちが集合。そこから街へ繰り出した。
配達員たちはパウリスタ大通りのサンパウロ美術館(MASP)に向かい、コンソラソン街を封鎖したため、交通が乱れた。
配達員たちはそれに続き、食品配達企業大手のIfoodの本部のあるオザスコに向かい、職場の改善を直接アピールした。
リオ市チジュッカ地区のマラカナン大通りでのデモは暴力事件に発展し、デモ参加者の内、12人が警察に連行され、6人が逮捕される事態が生じた。
配達員たちは今回のデモで、「1回の走行につき最低10レアルの賃金を保証する」「1キロにつき2・50レアルの支払いを行う」「自転車の配達員による仕事の場合、移動距離の上限は半径3キロ以内とする」ことなどを求めている。