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モラエス判事=レオ・インジオ氏に逮捕命令=ボルソナロ一族では初めて

2025年4月4日

レオ・インジオ氏(Reproducao)
レオ・インジオ氏(Reproducao)

 最高裁のアレッシャンドレ・デ・モラエス判事は2日、23年1月8日に起きた三権中枢施設襲撃事件の被告でボルソナロ前大統領の親族でもあるレオナルド・ロドリゲス・デ・ジェズス(通称レオ・インジオ)氏への逮捕命令を出した。同日付G1サイト(1)が報じている。
 この逮捕命令は連邦検察庁のパウロ・ゴネ長官の要請に応じたもので、その契機となったのは、レオ・インジオ氏自身が3週間ほど前、アルゼンチンに滞在していることを明かしたからだ。
 レオ・インジオ氏には出国禁止命令は出ていない。だが、パスポートの取り消し処分を受け、出国できないことになっている。アルゼンチンはメルコスル加盟国であるため、パスポートがなくても行き来が可能だが、同氏はエスタード紙などに、アルゼンチンに来たのは「亡命を求めるため」であることを認めている。
 ゴネ検察庁長官は逮捕を求めた理由を訊かれ、「インジオ被告は逮捕に代わる予防措置に意図的に従わずにアルゼンチンに逃亡した。これは、刑法の適用無視であり、最高裁判決への不敬にあたる」と説明している。
 モラエス判事も、「裁判所の許可もなく、パスポートの必要ないアルゼンチンに行き、弁護士を通して2025年6月までの暫定滞在許可を提出したことにより、逃亡目的であることが確認された」としている。
 レオ・インジオ氏は3月下旬に公開した動画で、約1カ月前からアルゼンチンにいることや、滞在許可は3カ月毎に更新しなければならないが、更新しに行くと逮捕されるのではないかと恐れていることを明らかにしている。
 同氏は、ボルソナロ前大統領が最初の夫人との間にもうけた3人の息子たちにとっていとこにあたる人物で、ボルソナロ氏の親族では初めての逮捕命令が出た人物となった。(2)


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