クエスチ世論調査=国民最大の懸念事項=29%が暴力と回答

【既報関連】2日に発表されたジェニアル・クエスチの世論調査によると、最も懸念してい事柄として暴力を挙げた人が29%に及び、23年4月の調査開始以来、最高となったと同日付G1サイト(1)が報じた。
暴力が国民最大の懸念事項となったのは1月に行われた前回調査からで、この時は26%だったものが29%に上昇した。2位は飢餓や飛散、路上生活者、貧困などの社会問題の23%で、以下、経済19%、保健・健康12%、汚職10%、教育7%と続く。各項目が占める割合は1月調査とは異なるが、順番は変わっていない。
23年4月調査での最大の懸念事項は経済の31%で、社会問題が22%、保健・健康、暴力、汚職が各12%、教育が5%となっていたから、様相はかなり変わっている。
雇用増、失業率低下といわれる中、最も懸念している項目に経済を挙げる人は減っているが、回答者の56%はここ12カ月間の経済は悪化していると考えており、前回調査の39%から急増。(2)
ブラジルは間違った方向に向かっていると考えている人も56%で、前回調査の50%より増えた。社会問題が右肩上がりに増えていることも気がかりだ。(3)
今回調査は3月27~31日に全国に住む16歳以上の人2004人を対象に行われた。誤差は上下2%ポイント、信頼度は95%だ。