サンパウロ州に寒冷前線が到来=週末は暴風雨の可能性も

寒冷前線が4日にサンパウロ州に到達し、週末は強い雨が予想されると、注意が呼びかけられている。同日付フォーリャ紙(1)が報じている。
国立気象観測所(Inmet)によると、今回の寒冷前線の危険レベルは3番目に高い「赤」と位置付けられており、サンパウロ州海岸部や大サンパウロ市圏、パライバ渓谷のほか、リオ州中南部全域に強い雨を降らせる見込みだ。
具体的な数字でいうと、24時間で100ミリを超す強い雨や時速100キロに及ぶ突風が発生する可能性があり、落雷や停電、倒木、川の氾濫などの被害も起こり得るという。
また、前線接近に伴い、サンパウロ市の気温は5日が16〜18度、6日も15〜20度に下がるとみられている。聖市の今年の最低気温は1月11日に記録した16・2度だが、更新もあり得るということになる。
聖市の非常事態管理センター(CGE)は既に、厳重な体勢を敷いている。リオ州山間部などでは数日前から、警戒態勢を強めるよう事前通達が出ている。