サンパウロ大都市圏=地下鉄4号線の延長工事=タボアンまでを7日から

サンパウロ州政府が7日、サンパウロ市地下鉄4号線をサンパウロ大都市圏タボアン・ダ・セラ駅まで延長する工事を開始すると6日付メトロCPTMサイトなど(1)(2)(3)(4)が報じた。4号線はルス駅からファリア・リマやピニェイロス、モルンビーを通って終点がヴィラ・ソニア駅。
延長工事の開始は7日朝10時、タボアン・ダ・セラ市にある、自動車販売店ソラナ・スルの旧社屋解体から始まる。解体跡地は将来の地下鉄タボアン・ダ・セラ駅となる。解体工事の開始にはサンパウロ州のタルシジオ知事も立ち合う。
現在はバスでつないでいるサンパウロ市西部のヴィラ・ソニア駅からタボアン・ダ・セラまでを地下鉄とし、二つの駅の間にシャッカラ・ド・ジョッキー駅を新設する工事は、3日に始まる予定だったが、7日となった。
現在の地下鉄4号線は12・8キロ、駅数は11だが、延長工事によって走行距離が3・3キロ、駅数が二つ増えるため、全長は16・1キロ、駅数も13となる。
2駅の新設や種々のシステム導入も含む延長工事は、現在も4号線を管理しているヴィア・クアットロが行う。サンパウロ州政府によると、完成は2028年の見込みで、34億レの投資が行われる。また、この工事には世界銀行が4億ドル(約20億レ)を融資することになっている。
この延長工事により、2006年から32年間だったヴィア・クアットロのコンセッション契約は35年間に延長される可能性がある。