「バイアのヒトラー」問題に=10代のネット性暴力集団率いる

「バイアのヒトラー」の異名をとる20歳の陸軍兵士で柔術家の青年が、10代の仮想レイプ集団を率いていた嫌疑で逮捕されていたことが明らかになっている。
これは5日付UOLサイト(1)が報じ、6日にグローボ局の報道番組「ファンタスチコ」でも報じたことで話題になった。
報道によると、昨年11月に逮捕されたルイス・アレッシャンドレ・デ・オリヴェイラ・レッサ容疑者は、SNSのテレグラムやディスコード上で「パネーラ・カントリー」という600人ほどの会員が所属するグループのリーダーとされている。このグループはネットを通じ、仮想レイプや暴力的な自傷行為を強要したり、、小児性愛などの「楽しみのための暴力」を奨励するなどしていたという。
昨年10月に起きた複数の匿名の訴えを契機に始まった捜査は、翌11月にはサンパウロ州、ペルナンブッコ州、バイア州、ミナス・ジェライス州、連邦直轄区での大規模捜査に発展。そこで、レッサ容疑者をはじめ、ヴィチン、ルナティック、マヴェリック、ゼインポッドと名乗る容疑者らが逮捕された。レッサ容疑者が最年長で、残りは10代。ゼインポッド容疑者が仮想レイプを担当していた。
捜査に当たった聖州検察局によると、このグループの間では、人間や動物に対する虐待行為が快楽であるように扱われており、犠牲者に対して一切の情を見せないことがルールとされていたという。
レッサ容疑者は女性に対する精神的虐待、ネットいじめ、小児性愛、迫害、暴力扇動、ポルノ映像流出、警察へのハッキング、機密漏えいなどの罪に問われている。