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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(146)

2025年4月15日

 リオでは、南米各国に駐在していた日本の外務省の役人、商社マン、銀行員、新聞記者など三八三人が乗船した。総て日本からの派遣者であった。
 リオ一〇〇年史によれば、乗船者の人選については「本省御訓令」なるものの範囲内で、石射大使が判断したという。
移民とその子供は一人も含まれていなかった。すべて残留させた。
 しかし、そのことについて、日本政府…ということは、この場合大使館など公館のことだが、そこから日系社会への公式の通達はなかった。
 コメント程度のものはあったようだ。石射が
「大東亜戦争は、日本の勝利を以って終わるものにして、その際にブラジルは、わが二〇...

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