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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(163)

2025年5月13日

 ところでジュケリー産組(後のスール・ブラジル農協)のことであるが、あの中沢源一郎が専務理事となり、経営再建中だった組合は、どうしていたろうか? 
 が、当時に関する資料は僅かしかない。ただ一九四二年には、精農貯金二㌫制度を設けた、と一資料にある。コチアの増資積立金と同じモノである。
 もっとも、資本金への繰入れは一㌫で、もう一㌫は不時の支出用であり、時期がくれば払い戻すことになっていた。
 別の資料には一九四三年、サンパウロの一小組合が解散、その組合員を受け入れた、と簡単な記述があるが、人数には触れていない。
 一九四四年には、アンジェロ・ザニニという人物...

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