site.title

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(167再掲)

2025年5月20日

※【編注】第166回の掲載原稿の後半に不備があった。ここに、その不備があった部分から先の正しいものを掲載し直す。

真実を語る

 佐藤の同志であった東谷朝夫が『秘密結社興道社の真実を語る』という小冊子を残しているが、その中に、脇山から聞いたという要旨次の様な話が出てくる。
 「国交断絶後、日本の大使はじめ外交官、商社員は同胞を見捨て置去りにして、命欲しさに早々と引上げ船で帰国してしまった。
 彼らは臆病者であり、非国民である。指導者が居なくなった同胞は、いかに生きるべきか。日本の国難を傍観することなく、日本人としての誇りを失わず、祖国のため各々の責任を果たすべ...

会員限定

有料会員限定コンテンツ

この記事の続きは有料会員限定コンテンツです。閲覧するには記事閲覧権限の取得が必要です。

認証情報を確認中...

有料記事閲覧について:
PDF会員は月に1記事まで、WEB/PDF会員はすべての有料記事を閲覧できます。

PDF会員の方へ:
すでにログインしている場合は、「今すぐ記事を読む」ボタンをクリックすると記事を閲覧できます。サーバー側で認証状態を確認できない場合でも、このボタンから直接アクセスできます。

Loading...