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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(198)

2025年7月4日

 やはり危機感を伝えているのがツッパンの代表で前出の岡崎司三が、
 「(自分たちと)警察トノ関係ハヨロシイ 斃レルマデヤル 最后ノ覚悟ダ」
 と、激しい言葉を使用している。
 対して、
 「信念派ヲ刺激シタクナイカラ穏健策デ行キタイ」
 という地域もあった。バウルー、ポンペイア、キンターナである。地元マリリアも、それに近かった。
 いずれも戦勝派の勢力が圧倒的だった所である。
 なお、信念派とは、前章で記したが、戦勝派の別称である。
 敗戦派が、優位に立っている地域もあった。
 ガルサは、すでに認識運動の活動家が臣道連盟の切崩しに成功しており、同地...

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