ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(201)

鉄格子の中の彼らを、大きな写真入りで派手に報道した新聞もある。その写真をみると鮨詰め状態であることが判る。
さて、右の新聞記事から浮かび上がってくる事件の内容は押岩、日高、山下、白石姉妹たち、つまり既述のパウリスタ延長線地方の関係者の話とはエライ違いだ。
しかし、これが決定的な事件観を作り上げることになる。ブラジルで、日系社会で、日本で━━。
臣道連盟は闇の中に潜んでいた巨大で狂信的なテロ組織であるというイメージが固定化した。
実際は、臣連は事件とは全く関係なかったのだが…。
筆者が問題化している通説、認識派史観は、起源を辿れば、この時の新聞記事から発している。記...
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