ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(204)

連続襲撃事件の内、少なくともサンパウロで起きた事件に関しては、臣道連盟・特攻隊犯行説が間違いであることの根拠となる。
話を戻すと、本家、谷口は四月一日事件の二日後、逮捕され、DOPSで取調べを受けた時「特行隊」「決死隊」のことを口頭、つまり音(おん)で「トッコウタイ」「ケッシタイ」と言ったのだ。
隊名は秘密ではなかったから、 問われれば素直に喋ったのであろう。
それが刑事から新聞記者に伝わった。無論、日本語の漢字ではなく、ポルトガル語で口頭=音=で言ったのである。
新聞記者は、トッコウタイと聞いた時、既述の様に、日本軍の特攻隊と思い、そのまま記事にしたのだ。
とこ...
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