北半球の代償払わされる南半球=気候変動対策が生む新たな弊害

北半球を中心に化石燃料から再生可能エネルギーへの移行が加速する裏で、「グリーンな未来」の代償が南半球を中心とする一部地域に重くのしかかっている。エネルギー転換の恩恵は先進国に集中する一方、資源採掘が生み出す社会的・環境的コストは途上国に押し付けられていると25日付テラ(1)が報じた。
エネルギー転換に欠かせない鉱物資源は、主にグローバルサウス(南半球に位置する途上国の総称)の国々から供給されており、鉱山労働者の過酷な労働環境や住民の健康被害、さらには環境汚染が深刻化している。
現在、世界で消費されるエネルギーの約80%は依然として化石燃料由来であり、その影響で汚染...
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