サンパウロ市地下鉄4号線が脱線事故で混乱

9日、サンパウロ市地下鉄4号線で脱線事故が起き、同線の運行が混乱した。午前9時59分、西の終点のヴィラ・ソニア駅から出発した直後のルス行きの電車の最終車両が脱線。接続部が壊れて前の車両から取り残された形となった上、レールの間のコンクリート板が何枚も割れる事態が起きた。これにより、事故直後はヴィラ・ソニア駅~パウリスタ駅間、その後はヴィラ・ソニア駅と隣のサンパウロ/モルンビ駅間の運行が止まり、両駅の利用者は代替バスの利用を余儀なくされた。同線を管理・運営するヴィア・クアットロは復旧に務めたが、壊れた車両をレールに乗せられたのが同日の夜。翌日未明になっても車両撤去と割れたコンクリート板の交換は終わらず、10日も正常運転ができない状態が続いている。(1)