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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(246)

2025年9月12日


気づいて思い出したのが十一章で紹介した橋本多美代という女性が、

「ハイセンの人たちは、今でも口にできない様な皇室の悪口を言ったり、日の丸なんか、白い布を女の股に挟んでおけば、簡単にできるとか言ったりしていました。

そんな人は死んでしまえばよい、と思いました。

私もトッコーに行きたかったけれど、丁度長男が生まれたばかりで…」

と怒っていた件である。

トッコーに行くとは襲撃して殺傷することであり、女性でも、そこまで心を傾斜させていたのである。

そういえば、十二章でも記した様に、白石母娘が、サンパウロへ向かう襲撃決行者のため、親身の世話・協力をしている。

この橋本多美代...

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