日本式有機農法で農家に幸せを(6)=長井邦夫さんのコンサル半生=宮坂四郎さんに20年間師事
「農家の幸せ」を実現するために土壌分析の知識と技術が必要だと痛感した長井さんは、岸本さんを頼り、約4年半かけて「野菜の養分吸収量と土壌分析値に基づく山崎式施肥法」を体得。1998年から、その技術を基盤に農業技師兼コンサルタントとしての活動を開始した。彼にとってもう一人の恩師が、農学博士の故宮坂四郎さん(享年92歳、北海道出身)だ。
宮坂さんは1924年、8歳で家族と共に渡伯。1951年にサンパウロ大学農学部ピラシカーバ校(通称ESALQ)と同部大学院に進み、ブラジルで日本人として初めて農学博士号を取得した。学位取得後は、同大学豆科植物研究室...
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