《寄稿》映画監督に聞く①「雨花蓮歌(うくわれんが)」の朴正一監督=在日ブラジル人にも通底する社会問題=ジャーナリスト 高橋幸春
▪️在日ブラジル人子弟描く『ムイト・プラゼール』
夏の参議院議員選挙では、外国人移民問題が注目され、日本の排外主義的な傾向が露わになった。こうしたなかでマイノリティをテーマにした二本の映画が製作されたのは、単なる偶然ではないだろう。
朴正一監督(55)の『雨花蓮歌』は、ある在日韓国人一家の日常が大学生の春美の視点で描かれている。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2024国内コンペティション長編部門観客賞を受賞した。2022年に劇場公開された『ムイト・プラゼール(Muito Prazer=はじめまして)』に次ぐ作品だ。
『ムイト・プラゼール』は、ブラジルからデカセギにやっ...
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