サントス=横浜市議会公式視察団が来伯=市民団体同士で協定締結へ
横浜市議会の公式視察団が11月上旬に来伯することが決まった。今回の訪問では、日系社会との交流強化と友好促進を目的としており、市民団体同士の協定締結が予定されている。来伯予定なのはいずれも市議会議員の横山正人氏(米州友好横浜市議会議員連盟会長)、坂本勝司氏(同副会長)、小粥康弘氏(同幹事)、田野井一雄氏、齋藤達也氏、二井くみよ氏ら。
2015年11月に横浜市は、移民船の終着港の一つ、ブラジル最大の港湾都市のサントス市と都市間連携に向けて交流促進を確認した。ブラジル日本移民110周年の2018年を契機に、日本からの移民の歴史を伝える活動を開始。12月にブラジルソリダリオ横浜は設立され、2020年10月にNPO法人化した。
今回、11月9日(土)と10日(日)にはサンパウロ市内での公式日程が組まれ、大志万学院・松柏学園の訪問やイビラプエラ公園の日本移民慰霊碑への献花、在サンパウロ総領事館の表敬訪問、日本移民史料館やジャパンハウスの視察、サンパウロ市議会を訪問して国際博覧会「GREEN×EXPO2027」のプレゼンテーションを行う予定。
同エキスポは、国際的な園芸文化の普及や花と緑のあふれる暮らし、地域・経済の創造や社会的な課題解決への貢献を目的に、2027年3月から9月までの約6カ月間、旧上瀬谷通信施設で開催されるもの。
続く11日(火)には、専用車でサントス市に移動。コーヒー博物館やサントス市議会、サントス市役所を訪れ、ロジェリオ・サントス市長やアンドレイ・キレイ副市長、同地日本人会や市議会議員パウロ・ミヤシロ氏と面会する。
その後、サントス日本人会とNPO法人ブラジルソリダリオ横浜(齋藤達也理事長)の間で「友好交流協定」の署名式が行われる予定。夕刻には同日本人会主催の交流会も開かれ、地元関係者との意見交換が予定されている。
今回の訪問は、横浜市とブラジル日系社会のさらなる絆を深める重要な機会となりそうだ。








