三日月大造滋賀県知事が講演=「琵琶湖守る知恵と地酒の魅力」
在サンパウロ総領事館(鈴木誉里子総領事)は、滋賀県知事の三日月大造氏を招き、「日本最大の湖を守る滋賀の知恵と地酒の魅力」と題した講演会を開催する。日時は12日(水)16時から約2時間、会場はジャパンハウス(Av. Paulista, 52)。講演は無料で、日ポ両語による同時通訳が行われる。出席希望者は、10日(月)までに cgjcultural4@sp.mofa.go.jp へ参加申し込みを。
本講演は、滋賀県が長年にわたり進めてきた「環境と経済の調和」を目指す政策や、自然との共生を重視した地域づくりの取り組みを紹介するもの。特に、県の象徴である琵琶湖の保全を中心とした環境政策が、地元経済や観光、文化にどのように結びついているかが語られる。滋賀県が推進する南大河州との姉妹提携を通じた国際交流の成果についても紹介される予定だ。
講演は、COP30(気候変動枠組条約第30回締約国会議)を背景に、湖沼や水資源の保全に関する滋賀県の経験を共有し、地球規模での持続可能な社会の実現に向けた意識を高めることを目的としている。
当日は講演に加え、シジミ貝を使ったキーホルダー作りの小さなワークショップや、滋賀の地酒の試飲も行われる。日本の伝統文化と地域の自然との結びつきを体感できる貴重な機会となる。
三日月知事は滋賀県出身。JR西日本勤務を経て政界入りし、国土交通副大臣などを歴任。2014年に第53代滋賀県知事に就任し、現在3期目。関西広域連合長や全国知事会副会長としても活躍し、「多様性を祝い、共に生きる社会」を掲げ、環境と人、経済の調和を目指す政策を推進。座右の銘「一期一会」「大局を見て、小事に当たる」に象徴されるように、丁寧な行政運営と国際的視野を両立する姿勢が高く評価されている。








