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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(292)

2025年11月22日


下元は脅迫状を三度受け取り、当人もヤラレル覚悟で日々を過ごし、下着は毎日ヨゴレの無いものに取り換えていた。実際に襲撃者が組合のすぐ傍まで来て、警備中の警官に逮捕されたこともあった。緊張の日々が長く続いていた。

宮腰、藤平、森田も狙われたことがあった。

宮坂は、学生時代は柔道や相撲の選手で、血の気が多く、壮年になっても喧嘩早かった。右の話の頃は、闘争心はまだ失ってはいなかった筈である。それが、これだけのことを言われても、まぶしげに下を向いていたという。

何故なのか?

宮坂は戦前、ブラ拓に銀行部(カーザ・バンカリア)をつくった時、日本本部の平生釟三郎理事長から、

「...

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