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ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(338)

2026年2月10日


 坂田は、そのうち弾がなくなった。横のコジーニャの棚の引き出しに、予備があるのを思い出し、這って取りに行った。

 強盗は、その外側にも居って「アッチへ行け」とか「コッチへ来い」とか言っていた。

 深夜で、空気がシンとしており、声が、よく聞こえた。

 強盗がコジーニャに近づいたところを狙って撃った。向こうも撃ってきた。

 しばらくして外で「奴らの弾がなくなったゾ」とか「まだ持っているゾ」とか話す声が聞こえた。背の高い黒人が、指揮をとっていた。

 この間、三男が梯子を使って屋根に出、彼らに見つからぬ様に庭に降り、隣家へ救いを求めに走った。

 どのくらいの時間が経ったのか、強盗たちは...

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