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《ブラジル》零細・小企業支援策を更新=個人や中規模の企業も包括

2022年5月28日

 ボルソナロ大統領が25日、新たな零細・小企業支援国家計画(Pronampe)を創設するための法案を裁可したと25~27日付現地紙、サイトが報じた。
 Pronampeは元々、新型コロナのパンデミックで困窮していた零細企業や小企業を救済するために創設されたもので、通常の貸付よりも低金利での融資を行う事を可能とした。この計画は、昨年6月に恒常的なプログラムに変更された。
 今回はそれを改訂更新して、個人零細企業(MEI)や年商3億レアルまでの中規模企業も対象に含む事にした上、貸付総額を引き上げたりしている。これまでの対象は年商が480万レアルまでに限られていた。
 新たなPronampeの対象となる企業をまとめると、個人零細企業、年商36万レアルまでの零細企業、年商36~480万レアルの小企業、年商3億レアルまでの中規模企業となる。
 また、新たな支援計画では、昨年の12月末日までに利用されなかった、同計画運営用の基金(FGO)を国庫に返還せず、2024年末までに行う新しい融資などに使うFGOに繰り込む事を認めている。
 この措置は、経済基本金利(Selic)の引き上げによって返済金利が高くなった事で、融資を受けるのをためらう企業や返済不能となって債務不履行になる企業が出るのを防ぎ、零細・小企業を保護するのに役立つと歓迎されている。
 また、新たな支援計画に参加する金融機関には、金属期間保障基金(FGTS)や雇用主が提出する社会情報の年次報告書(RAIS)のように、クレジット刺激プログラム(PEC)などへのアクセスを制限する可能性のある項目の証明書などの提示を求める必要がなくなった。
 新支援計画の融資総額は23年までに500億レアルと見込まれている。


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