《ブラジル》国勢調査で調査員の対面訓練を開始=実際の調査は8月1日から
地理統計院(IBGE)が18日、今年度の国勢調査に参加する調査員18万人の対面訓練を始めたと同日付伯字サイトが報じた。
今回の国勢調査は2020年に行われるはずだったが、新型コロナのパンデミックと予算上の問題などで今年に繰り越された。
18日に始まったのは戸別訪問を始める前の最終段階で、全国各地の会場に集まった調査員達は訪問時の注意点などを改めて確認している。
リオ州のトレーニング担当者のマリア・ベルナデッテ・デ・アルメイダ・サンシェス氏によると、今回は訪問時に不可欠な自己紹介や質問の仕方、国勢調査についての説明の仕方などを学ぶという。
実際の調査が始まるのは8月1日からで、調査員達はユニフォームと帽子を着用し、IBGEの電話番号が記載された名札を付けて訪問する事になる。
国勢調査では回答者の信頼を得る事が大切で、訪問を受けた人が不安に感じた場合は、IBGEが用意した専用番号(0800・721・8181)で、正式に登録された調査員であるかを確認する事もできる。
リオ州での対面訓練では同州で最も年配の調査員と最も若い調査員が集う会場もある。最年長者は退職後20年のパウロ・セルジオ・ナシメント氏(70)で、最年少のマリアナ・ヤング・ファリアス氏は18歳だ。