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《メルコスル》シンガポールとの自由貿易=ブラジルのGDPは281億レ増加?

2022年7月22日

20日のメルコスルの首脳サミットの様子(Ministerio de Relaciones Exteriores)
20日のメルコスルの首脳サミットの様子(Ministerio de Relaciones Exteriores)

 20~21日にパラグアイで開催中の南米南部共同市場(メルコスル)定例会合でシンガポールとの自由貿易協定が成立した事で、ブラジルの国内総生産(GDP)が20年間で281億レアル増える見込みと、経済省が20日発表したと同日付ブラジル国内サイトが報じた。
 シンガポールとの自由貿易協定は2018年から協議されていたもので、第60回メルコスル及び関連国首脳定例サミットで合意が成立。署名も行われた。今回のサミットはパラグアイが議長国を務めている。
 シンガポールとメルコスル加盟国の間の昨年中の貿易額は70億ドルに及び、メルコスル側からは牛肉、金属合金、鉄鉱石など、シンガポール側からは差駐在や集積回路、医薬品、船舶などが輸出されている。外務省によると、シンガポールは2020年も、中南米諸国に1・27億レアルに及ぶ投資を行ったという。
 経済省の発表は自由貿易協定への署名を受けて行われたものだ。同省によると、シンガポールはブラジルにとり、世界で6番目の貿易相手国で、同国との関係強化と貿易促進はブラジルの優先事項の一つだ。6月の同国向けの輸出額は9億3936万ドルで、同月のブラジル全体の輸出額の2・88%を占めていた。
 経済省では、2041年までの20年間の同国との貿易では輸出が212億レ、輸入が279億レ増える上、ブラジルへの投資は111億レアル増加、GDPは281億レアル増えると試算している。


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